先生すごいですねって言われたら、いつもこう返している

こんにちは。さまんさ鍼灸院のさまんさです。

鍼灸師になって8ヶ月が過ぎました。

「はりとお灸を、人に施す仕事」を日々行っています。

なりたくてなった職業。
とはいえ、仕事として、しっくりくる人もこない人もいるだろうから、
しっくりきている自分は運がいいな。

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「運がいい」は、おれから患者さんにも、よくお伝えしている言葉。

今月でもこんな感じ。

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例えば首の寝違えのAさん。
朝から痛くて、食事ができないほど。

たまたまAさんは、うちの患者さんのBさんと話す機会があって
「さまんさ鍼灸院」のことを知る。

すぐにお電話をくださって、すぐに治療させていただいた。

動かしても痛くない!
2日目で違和感がなくなって、嬉しそうに院をあとにされた。

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続いて、じんましんでお悩みのCさん。
毎晩発症して、眠りが浅くて困っていらっしゃる。

ピラティスの生徒さんでもあるCさんは、ある日、レッスン後に相談にきた。
改善する可能性はあるよ、と伝えたら、試しに鍼灸を受けてみると決めてくださった。

治療した日の夜はぐっすり眠れた。
食事の改善も行いつつ、5回通院して、じんましんは全く出なくなった。

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鍼灸師だったら、しょっちゅう遭遇するような出来事だと思うんだけど、
患者さんにとっては嬉しいことなんだろうな。

そういう時、いつも患者さんはおっしゃってくださる。

「先生って、すごいですね!」

…このセリフ、言われるたびに、ほんとに恐縮する。

すごいのは、おれじゃなくて、鍼とお灸だし、その使い方を考えた先人たちだよ…。

だって8ヶ月のルーキーは、先人たちの言うとおりにやっているだけだもん。

心から思っている。

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鍼灸は4000年も前から、ずっとこの世にある。

日本も、空海の時代からお灸はある。

現在、鍼灸院は全国各地、どこにだってある(ないところもあるかもしれないけど)。

だけど、行ったことのない人のほうが多い。

行ったことのない人のほうが多いなかで、AさんもBさんもCさんも、
鍼灸院に行ってみようと思い立ち、症状が改善した。

Aさんは、Bさんとその日たまたま話をしただけだし、
Cさんは、通っているピラティスの先生が、たまたま鍼灸師だっただけ。

 

患者さんのその運の良さよ!

と、毎回思う。

 

治らずに、ずーーーーーーっとしんどい思いを抱えている人たちが
世の中に、いっぱいいるんだろうなあ。

そこから「いち抜けた!」ができた患者さんたちって、ほんとに運がいい。

 

だから「先生って、すごいですね」って言われたら、

「◯◯さんの運がめちゃくちゃいいんですよ〜。すごいのは◯◯さんですよ〜」

っていつも返しています。本心。

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「ある」とはわかっていても、なかなか踏み込めないのが鍼灸院。

それでも、しんどい人のそばに、いつだって鍼灸院は「ある」んですよ。

ずっと「ある」けど、行かない人のほうが多い。

それだけ。

でも鍼灸を受けた人だけに舞い降りる「幸運」が必ずあるんやな、
と、8ヶ月目のルーキーは感じております。

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「2018年は、体質が変わって嬉しい年になりました!」

とおっしゃってくださった患者さんがいて。

ちょっと泣いたよね。

自分がなりたくて、選んだ仕事。

仕事をとおして、そんなふうにおっしゃってもらえて、おれは運がいい。

年内に、そう思ってくれる人がひとりでも増えるように、走りきります。

 

2019年も、さまんさ鍼灸院はあなたのそばに。

よいお年を…!

(年末の挨拶、早すぎって怒られそう)